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フレッシュワークAKITA ~スタッフブログ~

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Job-Press on Radio< 社会福祉法人 相和会 >

みなさんこんにちは001.gif

フレッシュワークAKITA広報班です。

エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
インフルエンザが流行期に入りました!ご注意下さい!!012.gif

今回の取材先は横手市に本部があります、
「社会福祉法人
 相和会」


フレッシュワークAKITA広報班メンバーが、会社を訪問しましたよ・・・



秋田市御所野の「秋田テルサ」から国道13号線を南下し、
旧横手市内へ・・・

取材先として指定されたのは、横手市赤坂にある施設・・・
地図を見ながら側道に入ると、小高い丘の上に施設を発見!!

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横手駅からそう遠くないところですが、
別荘地のような雰囲気の場所です。

平屋建てのとても大きな施設です。



早速、
萱森 賢雄  法人本部次長兼施設長 に、
いろいろお聴きしましょう!
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 ◇ こちらの団体について教えて下さい! 

 ◆ 「「社会福祉法人 相和会」は、
    横手市内に高齢者福祉施設4ヶ所を含む17事業所、
    児童福祉施設2ヶ所を経営する社会福祉法人です。」


「社会福祉法人 相和会」は、
浄土真宗本願寺派の寺院「専光寺(横手市上境館)」本堂で、
農繁期の託児所を開設したことに始まります。


時は戦後・・・

国民が物資の不足に悩まされ、荒廃した国土から立ち上がろうと、
国民こぞって生産に努力しつつある時期でした。

当初はわずか2週間足らずの開設期間しかなく、
古オルガン1台で託児を行っていたといいます。

その後、年間保育所への準備を整え、
昭和27年に「相愛保育園」として正式に認可を受けます。

昭和29年には別地に「和光保育園」を建設。
地域の児童福祉への貢献が認められていたこともあり、
昭和42年、「相愛保育園」の改築を機に社会福祉法人となりました。

「社会福祉法人 相和会」の誕生です。


法人設立後は、セーフティーネットの観点から、
高齢者福祉に参入し、
昭和50年に養護老人ホームを開設。

以後、介護保険事業として平成11年に老人デイサービスセンター、
平成12年に居宅介護支援事業所、
平成15年に特別養護老人ホーム並びにショートステイ、
ケアハウス、ヘルパー事業所、
平成18年に認知症グループホーム、
小規模多機能型居宅介護事業所、
介護予防サービスを主体とした老人デイサービスセンターを開設。

平成20年には指定管理者制度により、
旧山内町内の特別養護老人ホーム並びにショートステイ、
老人デイサービスセンターを
横手市の委託事業として運営。(平成26年には横手市より無償譲渡)

平成26年に特別養護老人ホーム、ケアプランセンター、デイサービスセンター、
認知症対応型デイサービスセンターを開設。

現在、横手市内に19施設を運営しています。
19施設を種類別に整理してみると・・・

 ・養護老人ホーム 1
 ・特別養護老人ホーム 3
 ・ショートステイ 1
 ・ケアハウス 1
 ・ヘルパーステーション 1
 ・小規模多機能型居宅介護事業所 1
 ・グループホーム 1
 ・デイサービス 5
 ・ケアプランセンター 2
 ・在宅介護支援センター 1
 ・保育園 2

高齢者施設については、
かなりの種類を「社会福祉法人 相和会」がカバーしていますよね。


法人の名前は、
愛保育園」と「光保育園」から、
一字ずつ取って名付けられたそうですが、
「相愛」、「和光」というそれぞれの保育園の名前も、
実に奥深い意味があるんです。


「相愛」は、
『当相敬愛(とうそう きょうあい)』から名付けられました。

「自らを愛するように他者を相敬いなさい」という意味で、
「浄土三部経」と呼ばれる浄土宗の経典『仏説無量寿経』から
引用された言葉です。

「和光」は、
『和光同塵(わこうどうじん)』から名付けられました。

老子の言葉としてもお馴染みですが、
「仏、菩薩が智慧の光を和らげ、
塵に汚れたこの世俗世界に仮の身を現して衆生を救済する」という意味で、
浄土真宗の中心教義である『還相廻向(げんそうえこう)』のことだそうです。


さて、今回取材にお邪魔した「高齢者総合福祉施設 ビハーラ赤坂」は、
平成26年6月に開設された新しい施設。
特別養護老人ホームの他、デイサービスセンター、ケアプランセンターが
同一敷地内にあります。

【写真 玄関ホール横の売店スペース 昭和のかおりがします・・・】
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特別養護老人ホームは、“ユニットケア”を取り入れ、
4つのユニット(桜城・彩舟・毬花・万灯)で「個別ケア」を行っています。

デイサービスセンターは一般的なデイサービスセンター(悠林の丘)と、
認知症対応型デイサービスセンター(木立の舎)の2つの施設があります。

キーワードである『暮らしの継続』を追究した結果、
ほとんどの施設が行っている日課は実施せず、
起床・食事・入浴等は利用者の希望に合わせて行うため、
「24時間シート」を個々に作成し、
自宅にいるような居心地の良さを提供できるように、
配慮や工夫をしています。

『自宅にないものは持ち込まない』という考えのもと、
壁などへの掲示物が全くと言っていいほどありません。

たしかに、自宅には注意喚起の掲示などないですよね。

利用者が使う食器も、
自宅から持参してもらったものを使用しているそうです。

本当に徹底していますね・・・

ちなみに、
“ビハーラ”はサンスクリット語で、
「安住・休養の場所」を意味しています。


施設の運営以外に、
「社会福祉法人 相和会」では、
横手市の介護予防事業「さわやかアップ教室」(平成24年開始)や、
【写真 さわやかアップ教室】
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秋田県、横手市のモデル事業「認知症カフェ」を受託するなど、
先進的な取り組みを行っています。

【写真 認知症カフェのチラシ】
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 ◇ 現在、力を入れている事は何ですか?
 
 ◆ 「地域貢献に力を入れています。

    もともと地域に根差した福祉、
    地域に密着した施設として運営してきたこともありますが、
    平成25年から本格的に取り組んでいます。

    最初に取り組んだ事は、“共助組織”の支援です。

    市内4地域の住民が困っている事について話し合った際、
    高齢化により雪下ろしや雪よせが困難になっていることから、
    誰もが助けが必要だと感じる人を、
    誰かが助けなければならないということになり、
    共助組織を立ち上げ、有償で雪下ろしや雪よせをおこなっています。

    共助組織の設立に関しては、
    県南NPOセンターが支援し、
    当法人は“安心作業支援の協定”を4つの共助組織と締結し、
    雪下ろし作業の傷害保険と損害賠償保険の費用を負担することとしました。

    横手市内の共助組織は、現在7団体に増えています。

    また、新たに取り組んでいるのは、“生きがい食材納入”事業です。

    横手市内の中山間地域は高齢化、過疎化の進展が著しく、
    作物を育て、収穫し、
    食べるといったこれまでの営みに変化が生じてきています。
    
    高齢者の生きがいを創出し、地域の活力向上を図るため、
    遊休畑地に作付けした野菜を、
    当法人の高齢者福祉施設及び保育所の給食食材として、
    提供してもらうという事業を始めました。


“生きがい食材納入”事業は、
社会実験として取り組み始めたばかりとのことですが、
法人だけでなく、民間企業にも食材購入を依頼し、
社会的なムーブメントにしていきたいと考えているそうです。


 027.gif ここで豆知識! 共助組織とは?

  地域の課題を地域の手で解決していく仕組み作りを構築し、
  地域に必要なサービス提供と活性化を図る事を目的に、
  結成された組織です。

  横手市においては、
  平成24年に大森町保呂羽、山内三又、
  山内南郷、増田町狙半内の4地区に「共助組織」が結成され、
  「地域お助け隊」として、
  高齢者世帯の雪下ろし等を有償ボランティアで行っているそうです。



 ◇ 求められる人材について、教えて下さい。

 ◆ 「専門職として知識や技能を求めるのはもちろんですが、
    俯瞰的に物事をとらえ、
    心遣いや気配りの出来る人を求めています。」


介護福祉士や看護士など、
高齢者施設で働く職員のほとんどは資格所有者です。
専門職(プロ)であることの他に、
「社会福祉法人 相和会」の職員として、
どう働くかということが重要なようです。

なお、無資格についても採用する場合があるそうです。
もちろん、採用後に働きながら資格取得を目指していただきます。


 ◇ 採用試験について、教えて下さい。

 ◆ 「採用試験は面接試験のみとなっています。
     形式は個別面接で、面接官は5名です。

   最近の応募者は、
     面接対策を充分行って参加していると感じる方が多いですね。」


萱森施設長も面接官として面接に立ち会うそうですが、
応募者の素の部分を見るために、質問を工夫しているそうです。

ちなみに、現在勤務している職員については、
新卒者採用と中途採用の比率は半々位だそうです。

【写真 取材の様子】
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 ◇ 採用後について教えて下さい。

 ◆ 「新卒者に関しては、内定後に長期休みを利用し、
    施設で有償のアルバイトをしてもらっています。

    これは、少しでも早く施設に慣れてもらうことを目的に実施し、
    法人では事前研修と位置づけています。

    4月以降は入社式の後に、
    マナー講習(言葉遣いなど接遇中心)を行います。
    
    その後は配属先で指導者を選任して指導(OJT)しますが、
    研修期間は最低研修日数を定めていますので、
    新人職員の状況を見ながら調整します。

    職員全般に対する研修は、
    各施設毎に月1回程度開催しています。」


萱森施設長のお話しを聞き、
社会福祉法人への地域の期待の高さや
運営していく上での責任の重さを感じました。

職員に対しても、その責任を共に担ってもらう仲間として、
要求することも多くなるようです。

しかし、“やる気のある職員が活躍出来る職場”を提供し、
退職金制度や育児休暇制度等の福利厚生の充実など、
働き易い職場環境を整備することも忘れていません。


将来を見据え、革新的な取り組みを続ける、
「社会福祉法人 相和会」で働きたい方の
ご応募をお待ちしております。


では、本日の若手社員をご紹介!
栗田 愛 さんです。
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栗田さんは横手市のご出身。
「悠林の丘(デイサービス)」で介護職スタッフとして勤務しています。


 ◇ 入社のきっかけについて、教えて下さい。

 ◆ 「専門学校を卒業後、関東の高齢者施設で働いていました。

    横手市に帰省するに当たり、
    自分が希望する支援が出来る施設を探していたところ、
    ハローワークで相和会を勧められたのがきっかけです。」


栗田さんは、地元の高校卒業後、
秋田市内の福祉系の専門学校に進学しました。

卒業後は、関東の有料老人ホームに就職し、
介護員として6~7年ほど勤務した後、
地元横手市に戻る事に・・・

再就職に当たり、
今まで働いていた入所型の施設ではなく、
利用者とその家族が、
自宅で穏やかに生活するための支援を学べる施設で、
働きたいと考えた栗田さん・・・

ハローワークに相談したところ、
紹介されたのが「社会福祉法人 相和会」でした。


 ◇ 採用試験で覚えていることを教えて下さい。

 ◆ 「ビハーラ赤坂が建設中だったので、
    別の施設で面接を受けました。

    私が思っていたデイサービスとは違い、
    高級なスパのようなイメージの施設だったので、
    これからはこういう施設が求められていると感じました。」


施設運営に細やかな配慮や工夫がなされている事や、
利用者の方達が思い思いに好きなことに取り組み、
居心地よく過ごせるように取り組んでいる様子に、
魅力を感じたという栗田さん・・・

念願かなって採用になりました!


 ◇ 実際に働いてみて、いかがですか。

 ◆ 「入所型の施設と違い、
    デイサービスは家庭での様子が分からないために、
    不安を感じることがあります。

    特に、家族の方が家庭でどのように介助しているのかが分からないので、
    デイサービスにおいても、行き過ぎた支援は行わないようにしています。」

【写真 仕事中の栗田さん】
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 ◇ 日々の仕事の中で工夫していることはありますか。

 ◆ 「ご家族にお会いする機会が少ないのですが、
    お会いした時には、
    こちらから積極的にコミュニケーションを
    取るようにしています。

    高齢者介護支援には、さまざま専門職が携わっているので、
    家族を含め関係者との情報交換を密にしておきたいとの思いがあります。」

【写真 取材の様子】
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 ◇ 今後の目標について、教えて下さい。

 ◆ 「ケアマネジャーの資格取得を目指したいです。
    前職でも一度経験したのですが、
    その時はケアマネジャーの仕事について充分理解しないまま、
    受験資格を得たからという理由で受験しました。

    デイサービスで働くようになり、
    ケアマネジャーの仕事の重要性をより深く理解し、
    仕事そのものへの興味が出てきました。

    もう一度しっかりと準備した上で、
    挑戦したいと思っています。」


将来は、ご本人と家族の思いや生活が見えるケアプランを作成出来る、
ケアマネジャーを目指したいと話す栗田さん。

ケアマネジャー以外にも、デイサービスで働いたことで、
理学療法士の仕事にも、とても興味を持ったそうです。

日常の業務と資格取得のための勉強の両立は、
とても大変だと思います。

そんな栗田さんの癒やしは、
休日に独り暮らしの時から買っているペットと過ごすことだそうです。

転職により、
介護スタッフとして着実にキャリアアップしている栗田さん・・・

どんどん知識を吸収し、更なる躍進を続けて下さいね。 



最後に施設の中を見学させていただきました・・・

【写真 施設の平面図】
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栗田さんが働いている“悠林の丘”の入口です。
リゾートホテルのスパのようですね。
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お邪魔した際は、お昼寝している方が多く、
2~3名の方がホールで過ごしていらっしゃいました。

利用者の方の中でブームになっているのが“脳トレ”だそうで、
「間違いさがし」や「クロスワードパズル」などに、
熱心に取り組んでいるそうです。
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お話しをお聞きした利用者の女性は、
かぎ編みが得意とのことで、
栗田さんと一緒にかぎ編みをすることが多いそうです。
栗田さんのことを孫のように慕っていました。

【写真 利用者と接する栗田さん】
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“悠林の丘”の施設内には掘りごたつや、
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手足浴の設備もあります。
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特別養護老人ホームのユニットも見せていただきました・・・

ホールには、キッチンが併設されており、
調理室で調理済みの食材を、
各ユニットのキッチンで配膳し、
利用者に提供しています。
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食器はもちろん、利用者が自宅から持参したものです・・・
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食事の時間も決まっていないので、
利用者が食べたい時に、料理を温め直して提供するそうです。

独りでゆっくり過ごしたいという時に、
利用してもらうスペースも準備しているそうですが、
こちらのスペースは職員のアイデアから生まれたそうです。
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息子さんが施設に訪ねてくる日は、
朝からずっとユニットの玄関前で待っている利用者がいたそうです。
それを知った職員は、玄関前に利用者が座るソファを準備しました。

職員から提案があればすぐに実践し、
良い提案は他のユニットでも取り入れていくようにしているという、
萱森施設長・・・

職員の意見を吸い上げてもらえるシステムが構築されているのは、
仕事のやりがいとなりますよね。


萱森施設長、栗田さん、
お忙しい所丁寧にご案内いただき、ありがとうございました。

恒例の写真撮影は、栗田さんの担当施設の入口でぱちり!

【写真に向かって、左側栗田 愛さん】
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この模様は・・・

1月22日 17:40から エフエム秋田にてON AIRされます。
ぜひ、放送もお楽しみに・・・003.gif  
by fresh-akita | 2016-01-20 09:00 | ラジオ番組取材後記
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