「ギムレットを飲んだら、
僕のことはすべて忘れてくれ」と書かれた手紙。
レイモンド・チャンドラーの小説の中の一説である。
「ギムレット」は筆者(私)の好きなカクテルのひとつ。
ジンとライムジュースをシェイクしたショートカクテル。
バーテンダーがプロの技でシャカシャカとシェイカーを振る姿も絵になる。
筆者(私:以降筆者とだけ表記)はドライなものが好みなのでコーディアルライムジュース少な目が良い。
フレッシュライムジュースで作るギムレットも好みだ。
※同じ材料でもシェイクしないものはジンライムと呼ばれるようだ。
筆者の好きなカクテルの双璧を成すもうひとつが
「マティーニ」である。
これもまた、ジンのショートカクテルである。
ジン、ドライベルモットをステアしてそそぎ、オリーブを添える。
くいっとやると至福のひと時が訪れる。
ディナーの前にバーカウンターで飲みたいカクテルである。
新宿のパークハイアット東京52Fの
「ニューヨークバー」で飲むニューヨークマティーニも良いが、同じホテル内の49F
「ピークバー」で飲む普通のドライマティーニが筆者の好みである。
さて、ドライなショートカクテル好きの筆者であるが、ロングカクテルを少し書かないと片手落ちになってしまう。
シンガポールの「ラッフルズホテル」にある
「ロングバー」

筆者がよく行く酒場の一つである。
観光客でごった返し、生バンドがうるさい二階席。
ピーナッツの殻が床一面に散らばる一階席。
決して快適と言えない空間で名物の
「シンガポールスリング」を飲む。

暑い街中を歩いた後の一杯目はゴクゴクとあっという間になくなる。
最初に2杯頼むのが筆者流である。
この「シンガポールスリング」は1915年にこの「ロングバー」で最初に作られたカクテルである。
2015年の今年、100周年なのだ。
ロングバーでは様々な催しが予定されていると聞く。
皆さんも機会があれば100周年の今年に訪れてみてはいかがだろう。
海外旅行時間が取れない多忙な方は、地元の行きつけのバーで
「シンガポールスリングをラッフルズスタイルで」
と言ってみるのも良い。
行きつけのバーなんて無いというアナタ。
先ずはホテルのバーから始めましょう。
ホテルのバーの方が明朗会計で安上がりの場合が多い。
まあ、バーテンダーの当たり外れはあるけどね・・・・・・・・。
※都心の老舗や高級ホテルはハズレ無し。郊外や地方のホテルはたまにハズレます。
冒頭のセリフが書かれた小説には
「ギムレットにはまだ早い」
という有名なセリフもある。