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フレッシュワークAKITA ~スタッフブログ~

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Job-Press on Radio< 秋田県土地改良事業団体連合会 >

みなさんこんにちは001.gif

フレッシュワークAKITA広報班です。

エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
やっぱり12月ですね・・・ 急なドカ雪にびっくり!!!012.gif

今回の取材先は、秋田市高陽幸町に本部があります
「秋田県土地改良
事業団体連合会」


フレッシュワークAKITA広報班メンバーと
エフエム秋田から番組パーソナリティーの「真坂 はづき」さんが
会社を訪問しましたよ・・・

秋田市の山王十字路から、
県道秋田天王線(通称「新国道」)を土崎方面に800メートルほど進むと、
進行方向左手側の道路から少し奥まったところに、団体の建物が見えてきます。
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非常階段がガラス張りの、とても立派な建物ですよね・・・

こちらが正面玄関・・・
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中に入ると 秋田の聖農と呼ばれている「石川理紀之助」の像が置かれています・・・ 
農業に関係がある団体なんでしょうか?039.gif


早速、
金森 正広 総務企画部次長(兼)総務班長
に、お聴きしましょう!
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取材の窓口を担当していただいた
阿部 淳 総務企画部総務班副主幹
にも、同席していただきました!
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 ◇ こちらの団体について教えて下さい!
 
 ◆ 「「秋田県土地改良事業団体連合会」では、
    小さな田んぼを大きくするために、図面を作ったり、工事の費用を積算することが、
    メインの事業となっています。

    現在は、『水土里(みどり)ネット秋田』という愛称で、活動しています。」


小さい田んぼを大きくする?005.gif
確かに、現代の農業は機械を使っているため、
小さな田んぼよりも、大きくて四角い田んぼの方が効率よく作業が出来ますよね。
これらの事業は、「ほ場整備事業」と呼ばれています。

明治末期から大正にかけて、
「耕地整理、開墾」及び「用排水改良」等の事業実施を目的として、
多数の耕地整理組合及び水利組合が設立されました。

これらの組合の指導を行うことを目的に、
昭和2年に「秋田県耕地協会」が設立され、その後、
「社団法人秋田県土地改良協会」に改組。

昭和33年には、同協会を発展的に解散し、
「秋田県土地改良事業団体連合会」が設立認可されました。
秋田市の本部の他、北秋田市と大仙市にそれぞれ事務所を設置しています。

ここで豆知識!027.gif

「ほ場整備事業」とは、
  小さな田んぼを大きくする他、農道を整備したり、
  全ての田んぼにまんべんなく水を引くために、
  水をパイプライン化(ポンプを使って、土の中に埋めた管を通して水を送ること)して
  隅々まで行き渡らせたり、
  田んぼの中の水を一定の量に保つため、
  排水路(田んぼの水を外に出す水路)を作ったり、
  暗渠排水(あんきょはいすい:土の中に地下水の水位をさげるための管)を
  埋めたりすることで、農家が働きやすい田んぼを作るための事業です。

【写真 工事費の積算や図化業務を行う管理情報部(本部 内)】
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具体的な工事をするのは、民間の土木工事業者ですが、
「秋田県土地改良事業団体連合会」では、依頼を受けて、
作業に必要な図面やどのくらい費用がかかるかを計算し、依頼主に提供しています。

提供された資料を基に、依頼主が土木工事事業者に発注するというのが、
小さな田んぼを大きくする流れなんだとか・・・

そして、『水土里ネット』という名称ですが、
これは、全国にある約5,000の土地改良区・連合と
47都道府県土地改良事業団体連合会、
全国土地改良事業団体連合会の愛称となっています。

「秋田県土地改良事業団体連合会」では、
『水土里ネット』に『秋田』をつけて、使用しています。

『水土里』は、豊かな自然環境、美しい景観を意味し、
美味しい水、きれいな空気など清廉なイメージを表現しています。
【写真 駐車場に設置している看板】
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「秋田県土地改良事業団体連合会」と聞くと、
漢字が多くてとても堅苦しいイメージを持ってしまいますが、
『水土里ネット秋田』の愛称は、優しさや親しみやすいイメージを持てますよね!


 ◇ 団体の組織について、教えて下さい。

 ◆ 「「秋田県土地改良事業団体連合会」は、
    土地改良法に基づいた公法人で、公共性の高い事業を行っていること等から、
    公益法人に該当しています。

    会員は、秋田県内で土地改良事業を行う者とされ、
    市町村やJA、地域の土地改良区など、会員数は138となっています。」
    ※会員数は、平成25年4月1日現在の数値。

つまり、
会員である市町村やJA、土地改良区などが行う土地改良事業等を円滑に行うための支援(会員支援事業)を行うのが、
「秋田県土地改良事業団体連合会」なんですね・・・

ちなみに・・・
会員以外からの依頼(例えば、秋田県)も、受けているそうです。


 ◇ 事業について、詳しく教えて下さい。

 ◆ 「農地以外を対象とした様々な事業も行っています。

    例えば、市街地は市町村が下水道を敷設しますが、
    地方の農村部は家が点在しているため、
    市街地のように下水道の敷設が進みません。
   
    生活排水が農作物に与える影響をなくすため、
    地区単位で浄化槽を設置する『農業集落排水事業』を行っています。
   
    また、農村の公園を作り、農村の環境美化にも努めるなど、
    多方面の事業を展開しています。」


では、事業実施から会員サポート、
地域づくりまでの総合的な支援事業活動を展開している
「秋田県土地改良事業団体連合会」の事業活動をご紹介します。
※各事業の写真は、団体HPから借用。

 ◎事業計画
   地域農業の将来を見据えた事業計画の作成や
   地域構想の実現に向けた先進事例の紹介・
   事業計画書作成など、事業の採択に向けた支援を行います。
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 ◎実施設計
   地域の意向を反映した事業計画に基づいた事業実施設計書の作成を
   支援しています。
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 ◎事業実施
   換地技術を活用した農地の利用集積や土地利用調整、
   測量・登記などの支援を行っています。
 ◎維持管理
   農地や土地改良施設などの適切な維持管理に向けた、
   研修や補助事業等を実施しています。
◎会員支援
   会員からの各種要望に対する土地改良相談や講習会の開催、
   水土里ネット支援対策事業などを行っています。
 ◎各種調査
   環境に配慮した事業推進や防災・減災に向けた土地改良施設等の調査、
   事業効果の算定などの各種調査を行います。
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 ◎啓発普及・広報活動
   秋田の水土里をPRし、理解を深める為の広報活動を各種団体と連携しながら、
   会員をはじめ広く一般県民を対象に展開しています。
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 ◎地域づくり
   農業農村の重要性を伝えるため、子ども達や地域の住民の協力を得て、
   農業体験による食育・コミュニティー活動などを実施しています。


ここで、またまた豆知識!027.gif
 換地とは、土地区画整理事業地区内の宅地について、
 従前の宅地の代わりに交付される宅地のことをいいます。

換地は、従前の宅地とその位置、地積、土質、水利、利用状況、
環境等が照応(二つのものが互いに関連し、対応するよう)に
 換地計画において定められ、
 換地処分の公告があった日の翌日から従前の宅地とみなされます。


本当に、いろいろな事業を実施しているんですね~!


 ◇ 特に力を入れている事業はなんですか?

 ◆ 「会員である土地改良区の事務処理合理化に、力を入れています。

     平成24年度に完成した、
     クラウド版の土地改良会計システム『ミラウド会計』を提供しています。

     現在は、会計システムに連動した賦課システムの開発を計画しており、
     システムの検討委員会を開催しています。」

賦課システムとは、土地改良区などで運営や維持管理のために、
組合員に提供を求める賦課金の管理に関するシステム!

会計システムは、水土里情報システムとの連動を可能とし、
より使いやすいシステムを目指しているそうです。


ここで、またまた豆知識!027.gif

 水土里情報システムとは、
  農地の地図情報システムで、
  航空写真(オルソ画像)、地形図、農地筆図(農地の位置や形状を表す地図)、
  耕区図等(ほ場の耕作面の形状や大きさを表す地図)の地図(地図情報)に、
  地番、地目、面積、所有者、作付作物等の農地に関する各種属性情報(農地情報)を
  付加したもの。

  コンピュータ上で自由自在にデータの表示、加工、編集等を行うことができ、
  各種計画の企画立案、調査・結果の分析、シミュレーション、
  迅速な対応・判断を必要とする業務など、
  農業分野の様々な業務の効率化に大きな威力を発揮しています。


【写真 図面を見ながら検討中の職員のみなさん】
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専門的な業務が多いため、
総務・経理や事業に付随する事務作業を行う一般事務職の他、
技術職と呼ばれる土木や、農業工学の知識や資格を持つ職員がいるそうです。

建築士(1級・2級)、測量士、土木施工管理技士(1級・2級)などに始まり、
国家資格の技術士(4部門)、電気や下水道・排水・浄化槽関連の資格、情報処理関連、
珍しい資格では、土地改良換地士やビオトープ計画管理士など、その数、41種類!

そのため、一級建築士事務所、測量業者登録、
建設コンサルタント登録(農業土木部門)などの、業務登録も行っています。

まさに、プロ集団!!

各種資格については、大学など学生時代に取得できるものもありますが、
職務経験を必要とする資格も多いため、入職後に資格取得してもらうそうです。


では、どんな人材を求めているのでしょうか?

 ◇ 求められる人材について、教えて下さい。

 ◆ 「意欲が1番大切だと思っています。
     『私が秋田の農業を元気にする』という気持ちを持っているかですね。

     技術職については、学部指定となりますが、
     学校で学んだことはすぐに使えません。
     先輩職員とペアになってもらい、覚えてもらいます。

     一般事務職についても、やはり先輩職員からしっかり学んでもらいます。」

技術職については、業務に完全に合致している学科がないそうですが、
土木や農業工学に関する知識を学んでいる方に対して、
入職後に業務に必要な知識や技能を、
先輩職員の指導を受けながら身につけることが可能なんだとか・・・

学校で身につけた知識は、あくまでも基礎と考えて欲しいそうです!

【写真 本部事務所の様子】
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 ◇ 採用試験について、教えて下さい。

 ◆ 「一次試験では、一般教養と小論文を行います。
    技術職は、専門試験が追加されます。

    一次試験の合格者に対して、二次試験として面接試験を行っています。
    志望動機など一般的な質問の他に、
    農業関連の知識や考えを問う質問を行います。

    緊張すると思いますが、
    自分の考えをしっかり持っているかどうかを見ています。」

面接は、4人ずつの集団面接なんだそうです。
他の応募者がすらすらと回答するとプレッシャーを感じるかもしれませんが、
自分の考えを自分の言葉でしっかり伝えられるよう、心がけて下さいね。


 ◇ 最後に、人事担当者とし、メッセージをお願いします。

 ◆ 「学生時代は何でもいいので、
    やりたいことに必死に取り組む経験が大切です。
    がんばって下さい。」


秋田の農業を盛り立てたいとお考えの方、是非、応募して見て下さい!



本日の若手職員をご紹介!
総務企画部広報・渉外班
寺山 佳奈主事 
 です。
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ネイビーのブラウスがとてもお似合いですよね!

寺山さんは入職1年目、広報・渉外班に所属しています。

 ◇ 入職のきっかけについて教えて下さい。

 ◆ 「自分が持っている技術を活かしながら、
     秋田で欠かすことができない農業に携わっていきたいなと考えたことが、
     きっかけです。」

美郷町(旧 六郷)出身の寺山さんは、
横手市の高校を卒業後、県外の大学に進学します。

高校の地学の先生になりたいと考え、
教育学部を専攻しましたが、地学教諭の需要が低いことから、
高校時代にあこがれていたドラマ制作に志望を変更!

卒業後は、東京で2年間、AD(アシスタントディレクター)として、
働いていたそうです。

映像の編集など一通りの技術を習得したと感じた寺山さんは、
東京で学んだ技術を秋田で活かしたいと考え、
会社を退職して秋田に戻り、応募したのがこちらの団体・・・・

水のおいしい六郷生まれの寺山さんにとって、
東京での生活は、地元の水やお米のおいしさ・大切さを、
改めて見直す機会となり、水やお米を守りたいと考えたそうです。


 ◇ 採用試験について、教えて下さい。

 ◆ 「面接の時に、広報をやらせて欲しいと話しました。

    希望の部署に配置されるのは難しいと思っていましたが、
    自分のやりたいことをしっかり伝えなくてはと考えていたので・・・

    本当に広報に配属されたので、びっくりしました。」


寺山さんが応募した時期と、広報のあり方を見直したいと考えていた時期が重なったそうで、
寺山さんの応募は、まさにタイムリーだったそうです!

全ての人が寺山さんのようにスムーズに進むとは限りませんが、
面接では入職後の希望をしっかり伝えることが大切ですよね。

【写真 仕事中の寺山さん】
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広報・渉外班での寺山さんのお仕事は、
機関誌とホームページの作成、
各種イベントの企画や取材など・・・

特に広報誌は、寺山さんが担当する前と後ではかなり違っています。
写真を多用し、とても読みやすいレイアウトとなっており、
さすが、大学時代にフリーペーパーを作成していただけあります!

水土里ネットの動画も作成しているそうで、
本当にAD時代に培った技術を駆使していますよね・・・

こちらは、今年の種苗交換会で行った「農業・農村整備フェア」の様子です。
※団体HPから借用
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県農林水産部や東北農政局、秋田花まるっG・T推進協議会と
共同して実施したそうですが、
土地改良やその整備に関するパネル、
暗渠排水(あんきょはいすい)や今話題の小水力発電の模型などを展示したそうです。

このようなイベントを開催するのも広報・渉外班の仕事ということで、
県や国の担当者との打ち合わせも多いそうですよ!

また、小学生などを対象に、
農業への理解を深めてもらうため、
『体験農園』や『わくわく探訪』などのイベントも行っています。

【写真 取材の様子】
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 ◇ 働いてみて、いかがですか?

 ◆ 「今までの仕事との違いに戸惑うことが多いですが、
     風通しが良い職場なので、上司にもいろいろな話をし易く、
     本当にやりたいことをやらせてもらっています。

    イベントで子どもたちと触れあうことが、楽しいですね。

     大変なのは、自治体と一緒のイベントなどは、
     費用をしっかり積算して交渉しなければいけないことでしょうか。」


イベントや打ち合わせで出掛けることも多く、
忙しい毎日を送っているそうですが、
毎日が充実していると話す寺山さん!

活躍が、本当に楽しみですよね!

それでは、収録と参りましょう・・・・
緊張すると話していましたが、
マイクと向けるとしっかり受け答えしていましたよ!
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寺山さん、お疲れ様でした!
 
最後は、恒例の記念撮影!皆さん、お忙しい所、ありがとうございました!!
【写真に向かって、右側から 金森正広 総務企画部次長(兼)総務班長、
寺山佳奈 総務企画部広報・渉外班主事、真坂はづきさん、
阿部淳 総務企画部総務班副主幹】
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この模様は・・・

12月20日 17:40から エフエム秋田にてON AIRされます。
ぜひ、放送もお楽しみに・・・003.gif  

※阿部 総務企画部総務班副主幹には、取材の調整で大変ご迷惑をおかけいたしました。 
  ありがとうございました。
by fresh-akita | 2013-12-18 09:00 | ラジオ番組取材後記
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