みなさんこんにちは
フレッシュワークAKITA広報班です。
エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
このところ、朝と夕方の寒暖差が大きくなりましたね。稲穂もずっしり!
今回の取材先は、鹿角市花輪にあります
「株式会社
浅利佐助商店」
フレッシュワークAKITA広報班メンバーが、訪問しましたよ・・・
取材先の本社は、フレッシュワークAKITAがある秋田市御所野から、
高速と一般道で約3時間程の距離です。
大館市内の国道7号線(または国道285号線)から、国道103号線で一路鹿角市へ・・・
東北自動車道十和田ICの入り口を過ぎ、上陣馬の交差点を右折して、
国道282号線に入ります。
鹿角警察署が見えたら、交差点を右折・・・
ハローワーク鹿角の前を通って、左折しながら進んでいくと・・・
米代川が流れる田園地帯に大きな建物が見えてきました。
『フクジュ』って、書いてありますね!
駐車場に到着すると、
立派な胸像と大きな樽が飾られていましたよ・・・
そして、社屋の玄関には、立派な看板が・・・

説明を読んでみると、
創業当初に使用していた醤油樽の底板で作られたそうで、
伝統を感じさせる重厚感満載の看板でした・・・
どんなお話が聞けるのでしょうか・・・
早速、
泉澤 和豊 取締役業務部長 に、いろいろお聴きしましょう!
◇
会社について教えて下さい!
◆「
「株式会社浅利佐助商店」は、
三代目浅利佐助によって、明治5年に創業されました。
当時、醤油は高級品であり、一部の裕福な人たちだけが使用していたといいます。
鹿角地域では醤油を製造しているところがなかったため、
三代目 浅利佐助は、盛岡から醤油を仕入れ、
尾去沢鉱山や小坂鉱山などに供給販売をおこなっていました。
29歳の時、明治維新後の新しい世の中では、
必ず一般家庭でも醤油を使用するに違いないと考え、
意を決して、醤油醸造を始めたと言われています。」
【写真 本社全景※会社より借用】
家業の五十集屋(「いさばや」=魚屋さん)を手伝っていた三代目浅利佐助氏ですが、
異業種である醤油醸造を始めたのは、本当に先見の明がありますよね・・・
醤油醸造を始めるに当たり、かなりの資金を投じたようですが、
わざわざ千葉県銚子のヒゲタ醤油から杜氏を招待し、技術を学んだそうです。
順調に発展した事業も、明治10年の西南戦争で状況が一変・・・
巨額の負債を抱え、一時は死をも決意する状況に!
再起を期して、七転八倒、東奔西走し、苦難の道を乗り越え、
明治27年に醸造する醤油の評判が高まり、販路を広げ、
明治44年には入大醤油の商標を登録。
【写真 明治40年頃の大倉※会社より借用】
県内はもちろん、青森県・山形県・岩手県、更に北海道まで販路を拡大、
大正3年には蒸気式ボイラーを設備し、東北屈指の大工場たる地位を占めるに至ったそうです。
《『株式会社浅利佐助商店創業物語』より抜粋》
大変な苦労された創業者の三代目浅利佐助氏の名前は、
亡くなられた今も、社名として、残されています!
◇
事業内容について、教えて下さい。
◆「創業当初より、味噌・醤油を販売していますが、
昨今は、比内地鶏スープなど地元の特産品を活用した付加価値商品を開発し、
北海道から九州まで広域で展開しています。」
テレビCMでもお馴染み、フクジュ(福寿)の商標で、
濃縮つゆの
「かつお1番だし たれっ子」や、
秋田県産の「あきたこまち米」、「秋田大豆」、天日塩を100%使用し、
甘くまろやかな味と香りに仕上げた
「百年蔵みそ」、
仕込水の代わりに、本醸造醤油を使用し、
さらにあきたこまち米麹で二段仕込みした濃厚醤油の
「百年蔵生しょうゆ」など、
沢山の商品を生み出している
「株式会社浅利佐助商店」!
商品アイテム数は200を超えるそうです!!
【写真 社屋玄関に展示されている自社商品】
近年、人気の高い「比内地鶏スープ」は、
製造割合の半数を超える、主力商品となっています。
「株式会社浅利佐助商店」がある鹿角市は、『きりたんぽ発祥の地』とされており、
秋田県の北部地域の中でも、
北秋鹿角地域(=鹿角市、小坂町、大館市、北秋田市の総称)では、
きりたんぽはなくてはならないもの!
そんな、「きりたんぽのだし」として重宝されているのが、「比内地鶏スープ」!
「きりたんぽのだし」って、鳥ガラからとると、とても美味しいだしが取れますが、
ガラをコトコト煮込んでだしをとるのは、時間も手間もかかるもの・・・
「比内地鶏スープ」を使えば、手軽に濁りのない、美味しいだしが作れます。
「きりたんぽのだし」だけでなく、煮物や麺類のたれなど、
様々な料理にも使える、万能スープなんです!
◇
特に力を入れているところは?
◆「現在は、新商品開発に力を入れています。
外部のコンサルタント等もお願いし、
お客様のニーズにあった商品の開発に努めています。
また、海外での販売拡大も検討しています。」
鍋用スープの流行に合わせ、
比内地鶏をベースにした鍋用スープ(みそ・しお・カレー)なども販売中!
鹿角名産「北限の桃」を使ったポン酢や焼き肉のたれも販売!
今年度も桃の収穫時期に合わせて、生産するそうです!
新しいことに積極的にチャレンジしているようですが、
社内には、どのような仕事があるのでしょうか?
◇
どんな職種がありますか?
◆「主に、製造部・営業部・業務部に分かれています。
製造部は、製造部全体を管理する製造管理部門、
醤油部門、味噌部門、充填部門、加工品部門に分かれ、
営業部は、営業活動や配送活動を行い、
業務部は、主に総務や仕入れの仕事を担当しています。」
製造部の充填部門は、味噌や醤油、加工品を瓶やペットボトルなどに
詰める作業を行っていますよ~!
仕入れから製造、販売までを一貫して行っているメーカーは、
少なくなっているとのお話を聞きました・・・
「株式会社浅利佐助商店」では、
仕入れから製造、販売までを一貫して行うメーカーとして、
安全・安心・おいしい商品を提供しているんですね!
そんな、
「株式会社浅利佐助商店」が求める人材とは?
◇
求められる人材について、教えて下さい。
◆「まずは、素直であることですね。
そして、素頭(すあたま)が良いことです。
素頭とは、応用力、即答、即効力を指します。
最後に、エネルギー量が多い人です。
エネルギー量とは、情熱のことです。」
3つのポイントについて、更に細かくお聞きしたところ・・・
◎素直であること
・自分の価値基準を持っており、相手の価値基準を受け入れることが出来る人
・「相手の価値観」で、「相手の立場に立って」話が聞ける人
・「相手の立場に立って、考えてみよう」と思える人
・常に正しい方向に修正することの出来る人
◎素頭が良いこと
・コミュニケーション力が高く、倫理的思考力に優れている人
・相手が口に出していない「思考・感情」がわかる人
・場の空気が読める人
◎エネルギー量が多い
・達成、成長意欲が多い人
・モチベーション(動機付け)が高く、人生の目標が高い人
上記のような人材かを見定めるためには、
どんな採用試験を行っているのでしょうか?
◇
採用試験の内容について、教えて下さい。
◆「一般常識、適性試験、作文、面接が主な内容です。
特に、面接では人柄の観察の他、
挨拶が出来るか、はきはきと自分の意見が言えるかなども
併せて見ています。」
面接には力を入れているそうで、
面接で聞かれる一般的な質問はもちろんですが、
受験者が予想していないようなことを質問し、
どのように答えるかを見ているそうですよ!
面接のお話を伺っていた時に気がついた事!
面接官の前では、びしっとしていても、
待機場所などでは、普段どおりに過ごしてしまう方、
要注意ですよ!
社員の方は、しっかり見ていますよ~!!
それでは本日の若手社員をご紹介!
製造部 石川 僚亮 さんです。
石川さんは、入社2年目。
醤油とつゆ類の製造を行っています。
◇
入社のきっかけを教えて下さい。
◆「県外の大学に進学しましたが、就職は地元に戻ろうと考え、
公務員も含めて、地元企業もいろいろと調べていました。
たまたま、実家に帰省した時にハローワークを訪問したところ、
当社の求人を見つけ、応募することとしました。」
鹿角市出身の石川さんは、地元の高校を卒業後、
新潟県の大学に進学。
大学では工学部科学システム工学科で、
燃焼に関する研究をしていたそうです。
一見すると専攻が畑違いの仕事に見えますが、
大学では品質管理に関する勉強もしていたということもあり、
企業名に昔からなじみのあることから、面接を希望したそうです。
◇
面接試験について、教えて下さい。
◆「志望動機などの一般的な質問以外に、
直接、面接と関係ない質問がありました。
自分なりに考えて答えましたが、
今でも正しい答えだったかどうか、不安です。」
採用後、1年目は加工品部門に配属され、
2年目は醤油部門を担当しています。
◇
入社前と入社後は、印象が違った点はありますか?
◆「現在は、つゆを担当していますが、体力勝負の仕事だなぁと思いました。
最近は慣れてきましたが、部署によっては暑さとの戦いになります。」
【写真 石川さんが作業する醤油部門】
製造現場は、立ち仕事!
火をつかったり、蒸したりする部署は、高温の中での作業となりますよね・・・
以前取材した企業では、夏場に10㎏体重が落ちたという方がいました!
社員の皆さんのこのご苦労が、商品を作るためには不可欠なんです!
◇
一日のスケジュールを教えて下さい。
◆「8時前後に出勤しています。
私は、生醤油に調味を足し、濾過(ろか)、殺菌してつゆを製造する工程に
従事しています。
昼は、12時10分から13時まで。
17時で仕事が終わりますが、
繁忙期になると、残業することもあります。」
年齢の異なる同僚(お父さんくらいの年齢)と一緒に働いてるそうですが、
従業員同士はとても仲が良いそうです。
社内には、「醸友会」という社員の会もあり、
年数回イベントを企画し、社員交流を図っているそうです。
また、体育部(野球・バスケット・駅伝など)や女性クラブ(女性社員の交流会)など、
仕事以外の場面でも、楽しく過ごすことができるんですよ!
◇
休日は、どのように過ごしていますか?
◆「趣味のバスケットボールの練習ですね。
バスケットボールは、社内の体育部の他、市内のチームにも所属しています。
冬は、スノーボードをしています。」
石川さんが所属している市内のチームは、
市内の大会で優勝したこともあるそうです!
社内では、所属している部門の仕事以外に、
新商品開発のプロジェクトチームにも参加!
先に紹介した「北限の桃」を使用したポン酢と焼き肉のたれの
開発にも携わりました。
【写真 地元市報に掲載された石川さんの記事】
公私ともに、充実した毎日を送っているんですね・・・
最後に、工場内を案内していただきました!
ご案内いただいた諏訪さんは、
とても丁寧に、
業界の裏情報なども交えながら、楽しく解説して下さいました!!
こちらは、業務部門の事務室!
窓の外には、グリーンカーテンが!! 節電お疲れ様です。
今回は、醤油の製造から出荷までを重点的に見せていただきました!
醤油は・・・
蒸した「大豆」と炒って砕いた「小麦」を混ぜ合わせ、
大豆と小麦の成分を分解して、醤油の味や香りを生む種麹を加え、麹を作ります。
次に、出来た麹と塩水とを混ぜ合わせてモロミを作ります。
このモロミをタンクで仕込みます。
仕込みタンクの中で麹菌・酵母菌・乳酸菌が働いて、
ゆっくりと発酵・熟成されます。モロミは赤みを帯びてプツプツと泡立ちます。
【写真 仕込みタンクの中のモロミ】
熟成されたモロミは、布に包んで絞ります。
この絞って出来た醤油を生醤油、また生揚(きあげ)醤油と呼んでいます。
【写真 モロミを入れる布袋(写真上部)、機械で少しずつ加重し、醤油を絞る(写真下部)】
上記の醤油をしぼる機械ですが・・・
写真に向かって左から右へ高さが異なっているのが、分かりますか?
ゆっくりと時間をかけて加重し、最終的には当初の3分の1程度の高さになるようです。
この後、加熱により殺菌をし、色・味・香りを調えるために火入れをして、
醤油が完成します!
こちらでは、出荷する分しか、絞らないそうですよ!
こちらは、充填部門です。
ギフトに入っている「百年蔵生しょうゆ」を充填しています。
充填された商品は箱詰めされ、集荷の時を待ちます・・・
商品を保管している倉庫では、フォークリフトは必需品!
「株式会社浅利佐助商店」では、女性でもフォークリフトの操作講習を修了し、
操作を行っているそうです。かっこいい~
入社時点では、特に必要な資格はないそうですが、
その他、業務に必要な資格(危険物取扱主任、ボイラー技士免許など)は、
採用後に取得してもらいます。
また、今回採用予定の営業職は、
2年ほど、製造現場に配属され、商品の製造工程や原材料などの知識を身につけてから、
営業職として、全国各地の取引先を担当するそうです。
石川さんも、来年あたりは、営業職として全国を飛び回っているかも???
こちらは、主力商品「比内地鶏スープ」の原材料である、比内地鶏のガラ(骨)です!
この量で、びっくりするお値段!
比内地鶏のガラって、とても貴重なんだそうで・・・
でも、本当に美味しいだしがとれるんですよね・・・
最後に、製造過程を説明したパネルや
昔の写真や道具などを展示しているスペースを見せていただきました。
まさに、
「株式会社浅利佐助商店」に歴史有りです!
そうそう、
「株式会社浅利佐助商店」では、
「醤油もの知り博士の出前授業」も開催しているそうです!
小学校を対象に行っているそうなので、希望がある方は是非、お問い合わせ下さい。
原材料の吟味から始まり、時間をかけて、手間をかけて発酵・熟成される醤油や味噌・・・
工場を見学させていただき、
改めて、安心・安全・美味しいものをいただける幸せを感じました・・・
恒例の記念写真は、自慢の商品と一緒にぱちり!
【写真に向かって、右側から 泉澤 和豊 取締役業務部長、製造部 石川 僚亮 さん】
この模様は・・・
9月13日 17:40から エフエム秋田にてON AIRされます。
ぜひ、放送もお楽しみに・・・
※工場をご案内いただいた、諏訪様に感謝申し上げます。