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フレッシュワークAKITA ~スタッフブログ~

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Job-Press on Radio < 秋田基準寝具株式会社 >

みなさんこんにちは001.gif

フレッシュワークAKITA広報班です。

エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
やっと梅雨らしい天気になったかな? 012.gif

今回の取材先は、秋田市八橋に本社があります
「秋田基準寝具
株式会社」


フレッシュワークAKITA広報班メンバーと、
エフエム秋田から番組パーソナリティーの「真坂 はづき」さんが
会社を訪問しましたよ・・・

「秋田基準寝具株式会社」は、平成22年度に本社工場にお邪魔しているのですが、

今回の取材は秋田市土崎港相染町にある「秋田基準寝具株式会社土崎工場」! 
※前回の取材の様子は、コチラをご覧下さい。

国道7号線と秋田港に挟まれた秋田市土崎相染町は、
「秋田市土崎港流通団地」とも呼ばれ、運送会社や様々な工場が建ち並んでいます。

「秋田基準寝具株式会社土崎工場」は、流通団地の真ん中ほどに位置し、
近くには、某有名ジーンズメーカーの加工場があります。

工場の敷地内は配送用のトラックが頻繁に出入りし、とても活気があります。
建物の玄関に近づくと、作業中の方が・・・
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こちらの写真の男性・・・ 
某国営放送の若者向け職業紹介番組にて、「クリーニング師」として、
紹介されている方なんですよ~!
※気になる方は、「あしたをつかめ クリーニング師」で検索してみて下さい!

さて、「秋田基準寝具株式会社」は、リネンサプライ業を行っている会社です。

リネン
とは、もともと「麻布」という意味があり、
シーツや枕カバーなどの寝具やタオルに使うことが多かったため、
現在では、シーツや枕カバーなどの寝具をリネンと呼んでいます。

サプライとは「供給する」とか「補う」という意味があるそうです!

リネンサプライとは、ホテル・旅館・レストラン・病院などの施設に、
シーツや浴衣、タオルなどの繊維製品を用途に応じて
リース、クリーニング・製品管理を行うシステムなのだとか・・・

早速、生産部 船木 真吾 工場長に聞いてみました! 

「秋田基準寝具株式会社土崎工場」では、病院と老人施設のリネンを担当しています。

  敷地内は第一工場と第二工場があり、
  第一工場では、病衣やシーツ・枕カバーや布団カバーを担当、
  第二工場では、布団や枕、白衣を担当しています。」(船木 工場長)

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「秋田基準寝具株式会社」では、障害のある方の雇用にも、積極的に取り組んでいます。

特別支援学校の職場実習も積極的に受け入れており、
特性に合わせた配置や、障害の有無に関係なく分けへだてなく接するなど、
適切な配慮を行っています。

「秋田基準寝具株式会社土崎工場」でも、障害のある方が働いており、
懸命に働くその様子からは、「障害のある人が働いているように見えない」と
見学に来た方から言われるそうですよ。038.gif

さて、「秋田基準寝具株式会社土崎工場」には、80名ほどの社員が勤務していますが、
男性が約4割、女性が約6割で、平均年齢が28歳~29歳と若い職場となっています。

企業全体としては、男女の比率は半々となっておりますが、
女性ががんばっている、女性が支えている職場なんですよ!
部署によっては男性ばかりというところもありますが、
男性社員には女性をとりまとめていける力量が必要なんだとか・・・

我こそは、女性をリードしていけるという男性の応募をお待ちしているそうですよ!040.gif

第一工場だけで、一日約10トン(約2万5,000点)のリネンを洗濯しているそうですが、
季節によって作業量は変化するんでしょうか?

 「7月からは、病衣の交換が週2回から週3回と増え、その分洗濯する病衣の量が増えます。
   また、冬場は、掛け布団カバーなどの量が増えるので、夏と冬が比較的量が多く、
   春と秋は少なくなります。

   一週間で見ると、土曜日と日曜日に工場を休むため、
   月曜日と木曜日は洗濯する量が多くなります。」(船木 工場長)

木曜日に洗濯する量が増えるのは、取引先への洗濯物の回収する曜日の関係とのこと・・・

ちなみに回収された洗濯物が、再び取引先に届けられるまでには3日かかるそうです。

それでは、お楽しみの工場見学と参りましょう!
最初は、第一工場からです。
第一工場は、「洗い場」と「仕上げ場」に分かれます。
「仕上げ場」はリネンの種類ごとにさらに4つに分かれています。

まずは、「洗い場」です・・・

①取引先の病院や施設から回収した洗濯物がカートで大量に運ばれてきます。
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②回収された洗濯物を洗濯します。(写真は、連洗機に洗濯物を投入しているところ・・・)
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  家庭用の洗濯機のように一つの槽で洗濯からすすぎまでを行うのではなく、
  12の槽を洗濯物が移動しながら、予洗い→本洗い→すすぎを行います。
  80度の温水で12分程洗濯することで、雑菌を死滅させているそうです・・・

  「煮洗い」に近いですよね・・・

「洗い場」と「仕上げ場」は仕切られており、洗っていない洗濯物が仕上げに混入しないよう、
配慮されています。

③施設に入居している方の私物は、それぞれの衣類が混ざらないように、
 ネットに入れて回収しています。
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洗濯は連洗機ではなく、こちらの機械で洗っています。
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続いて「仕上げ場」です!
①乾燥済みの私物は、ネット毎に衣類を出し、畳んだ後にネットに戻します。
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②枕カバーは濡れたまま仕上げの機械に投入します。
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 機械の下部から風が吹き出しており、洗濯物についたゴミなどを吹き飛ばしています。

 はづきさんが、投入作業にチャレンジ!
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 枕カバーは吸い込まれるように、ローラーで運ばれたそうです。

③病衣を仕上げ機械に投入している様子。
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 写真ではわかりにくいのですが、二人一組で左右の袖と身ごろを揃え、
 ポケットに異物が入っていないかを確認しながら機械に投入しています。

 驚くべき、連携プレーです!

④シーツを仕上げ機械に投入している様子。
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 仕上げ機械の爪2ヶ所に、シーツの端をひっかけると、自動でシーツが広げられ、
 機械に投入されます。

 機械の中を通過しながら乾燥され、畳まれて出てきます。
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 仕上げが終了したリネン類は、一定の枚数で結束し、取引先に届けられます。

続いて、第二工場をご紹介します。こちらでは、布団類と白衣を担当しています。
①布団の洗濯機です。今までご紹介した洗濯方法とは異なり、優しく「押し洗い」します。
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②乾燥機で枕を乾燥しているところです。
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③乾燥した布団類の細かい縦皺を取り除く機械です。
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④白衣は、布地の性質で2種類に分けて対応します。
 綿の白衣は、60度の温水で洗濯後、アイロンをかけて仕上げますが、
 それ以外の白衣は、やや低温で洗濯後、ハンガーにかけたまま温風で乾燥します。
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取材日の秋田市内の最高気温は、27度ほど・・・
工場内は気温+10度になるため、
休憩時間には社員のみなさんは水分補給にいそしんでいました。

工場内の暑さは長年の課題なんだそうです・・・

 「リネンの先進国であるヨーロッパでは、熱源を密閉したり、
  熱源から離れた場所で作業できる機械が導入されています。

  ヨーロッパの機械メーカーと日本の企業が連携し、
  日本製の機械も試作されているようです。

  できれば、早い段階でより働きやすい環境を整備していきたいと考えています。」
  (船木 工場長)

「秋田基準寝具株式会社」では、社員が働きやすい環境を整備することはもちろん、
企業として周囲の環境に配慮した取り組みも積極的に行っています。

本社工場では、川の水を専門の技術で水処理し洗濯に使用したり、
湯沢工場では、廃タイヤをボイラーのエネルギーとして使用しています。

「秋田基準寝具株式会社土崎工場」も、
製材工場などの端材を使用する『バイオマスボイラー』の導入を決定し、
準備を整えているそうです。

また、3工場では『グリーンカーテン』も積極的に導入し、
どの工場の『グリーンカーテン』が一番立派か、対決しているそうですよ。

そんな、「秋田基準寝具株式会社」に求められる人材について、総務部総務課 小玉 美香 担当にお聞きしました。

 「挨拶や掃除など基本的なことが習慣づいている方が望ましいと思います。
  
  新卒者は、初めて社会人になるということで分からないことが多いと思いますが、
  基本的なことについては、新入社員であろうと一生懸命がんばれると思いますので、
  ひたむきに努力してくれる方が良いですね。」(小玉 担当)

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現場担当者の立場から、船木 工場長にも望まれる人材像についてお伺いしました。
 「仕事には、最後までやり遂げることが望まれます。
   是非、学校の時に、最後までやり遂げる経験をして欲しいと思います。」(船木 工場長)

この『最後までやり遂げる』という言葉には、船木 工場長の強い思いが込められています・・・

船木 工場長は、秋田市内のご出身!
野球が趣味の船木 工場長は、現在でも3つの団体に所属し、
早朝や土日に白球を追って汗を流しています。

野球が縁で、秋田市内の普通高校に進学・・・
在学中も部活動に懸命に取り組みました。

就職のきっかけも野球から・・・
 「高校時代に社会人のクラブチームに所属していましたが、
  先輩に秋田基準寝具の社員が数人いたので、『うちに就職すれば良い』と
  誘われたのがきっかけでした。」(船木 工場長)

入社当初は、男性は洗い場、女性は仕上げ場と担当が決められていたそうです。
そんな中、会社からボイラーの資格を取らないかと誘われた船木 工場長・・・

普通高校卒ではありますが、機械いじりは大好きとあって、
2ヶ月間一生懸命勉強し、ボイラー試験に合格しました。

当時、複数の同僚が試験を受けたそうですが、
合格したのは船木 工場長だけでした・・・

その後も、危険物取扱者試験を受けるなど、
順調にキャリアアップしていったそうです。

工場内にはたくさんの機械がありますが、
機械のトラブルがあると、県外の業者を呼ばなければならず、作業がストップ!
『自社である程度修理できれば・・・』と考えた船木 工場長!

業者が修理をしている横でその様子を見ながら、修理方法を学び始めました。
その甲斐あって、簡易な修理であれば、自分で行えるようになったそうです。

 「あの時、『自分は専門家じゃないから、修理できない』とあきらめていれば、
  今の自分はなかったと思います。

  機械を触れるようになって、ますます仕事が楽しくなりました。」(船木 工場長)

その姿勢が評価され、21歳の時に工場長に抜擢されました。

『最後までやり遂げる』・・・ この言葉は、船木 工場長の体験から生まれたんですね007.gif

普段は、業務日報や決裁など工場長としての事務処理を行いながら、
現場の手伝いも行っている船木 工場長ですが、
営業担当として、週1回青森県に出張するため、
週3日程は工場を留守にしているそうです。

今年5月にはヨーロッパに出張し、機械の展示会と視察を行ってきたとか・・・
ヨーロッパは、度々出張する地域だそうで、本当にお忙しいんですよ~!
ちなみに・・・
工場長以外にも海外に出張される職員が複数いらっしゃるそうです。
仕事とはいえ、うらやましい限りですよね・・・045.gif

 「工場長として、お客様からのクレームを真摯に受け止め、
  対応しなければと思っています。」(船木 工場長)

気さくで頼れる船木 工場長・・・ 望ましい上司ですよね!

それでは、収録と参りましょう~!
「緊張する」といいながらも、しっかりとした受け答えの船木 工場長! さすがです!
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収録は、無事終了! 船木 工場長、小玉 担当、ありがとうございました。

恒例の記念写真は、配送トラックの前でぱちり!
【写真に向かって、右側から 生産部 船木真吾 工場長、真坂はづきさん、
総務部総務課 小玉美香さん】
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この模様は・・・

7月13日 17:40から エフエム秋田にてON AIRされます。
ぜひ、放送もお楽しみに・・・003.gif   
by fresh-akita | 2012-07-11 09:00 | ラジオ番組取材後記
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