みなさんこんにちは
フレッシュワークAKITA広報班です。
エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
雪は小休止の秋田県ですが、2月は始まったばかり!油断禁物です。
今回の取材先は、秋田市旭北錦町にあります
「秋田県商工会連合会」
フレッシュワークAKITA広報班メンバーと
エフエム秋田から番組パーソナリティーの
「真坂 はづき」さんが
会社を訪問しましたよ・・・
フレッシュワークAKITAがある秋田市御所野から約30分程度・・・
県道26号秋田停車場線(通称「山王大通」)の山王十字路の近くに、
「秋田県商工会館」があります!
建物の中に入ると、素敵なロビーに素敵な照明が・・・
こちらの建物には、たくさんの団体が入居しているそうですが、
今回の取材先は、4Fにあるそうです・・・
事務室に入ると、県産品を紹介したブースが・・・
「第4回ニッポン全国ご当地おやつランキング」(全国商工会連合会主催)で3位に入賞した、
「くら吉」(仙北市角館町)の「生あんもろこし」も紹介されていますね~
早速、
総務部人事課 菅 哲哉課長 に、お聴きしましょう!
取材には、
総務部人事課 髙橋 真子主事 にも、
同席していただきました!
◇
こちらの団体について教えて下さい!
◆ 「
「秋田県商工会連合会」は、
地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、
お互いの事業や地域の発展のために総合的な活動を行う、
商工会の運営指導等を行っています。」
地域の『総合経済団体』、また中小企業の『指導団体』である商工会の
運営指導等をおこなっているんですね・・・
総合経済団体といえば、前回取材させていただいた商工会議所が思い出されます・・・
商工会議所は、日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢 栄一氏を中心に、
商工業者の声を国の政策に反映させるために、自主的に設立された団体として始まり、
1953年に制定された「商工会議所法」に基づいて運営されている、
経済産業省経済産業政策局が所管する団体でしたよね・・・
市部には商工会議所が設立されましたが、
商工会議所が設置されなかった町村部では、
それぞれの地域の事業者が共に手を取り合いながら、
独自に活動していたそうです。
時は、高度経済成長期となり、
町村部でも事業者を支援する団体が必要なのではと考えられるようになったことから、
昭和35年商工会法が設立され、
町村部にも事業者を支援する団体「商工会」が設置されました。
その「商工会」を支援するために、各都道府県には商工会連合会が設置され、
広域的なテーマや専門的なテーマについて支援を行っているそうです。
ちなみに、
商工会は、「全国商工会連合会」、「都道府県商工会連合会」、「商工会」という
3層構造の組織構成になっています。
各商工会は独立した団体ですが、
人事に関しては、
「秋田県商工会連合会」が一括して行っているんですよ!
【写真 商工会のマーク】
◇ 商工会の事業内容について、教えて下さい。
◆ 「金融・税務・経営・労働などの経営相談や指導を行う他、
地域社会の発展のために、
まちづくり、意見活動、福祉増進などの活動にも貢献しています。」
「商工会」の会員のほとんどが小規模事業者であることから、
経営指導員等による経営指導が支援の中心になります。
この経営指導については、近代化の促進に必要不可欠と位置づけられ、
商工会の設立と併せて、商工会議所にも事業として追加されたそうですよ・・・
国や都道府県の小規模企業施策(経営改善普及事業)の実施機関でもあり、
小規模事業者を支援するために様々な事業を実施する他、
様々な中小企業施策も実施しています。
また、商工会議所のように、豊かな地域づくりと商工業の振興のため、
様々な地域振興事業(地域総合振興事業)にも取り組んでいるそうです。
【写真 事業周知のポスター】
では、商工会の事業を細かくご紹介しましょう!
1.経営指導
経営指導員等による経営全般に関する指導【経営指導】、
経営に関する講習会などの開催
2.金融・専門指導
"無担保・無保証・低利"の融資の斡旋、専門家による経営診断、
専門家派遣
3.税務・経理指導
記帳や税務の相談・指導、
ネットを活用した経理システム【ネットde記帳(企業経理)システム】、
各種講習会開催
4.IT指導
IT化・インターネット活用支援、パソコン研修会の開催
5.労務指導
社会保険や福利厚生に関する相談・アドバイス、労働保険の事務代行
6.共済・年金・保険制度
貯蓄・融資斡旋・生命保障【商工貯蓄共済制度】、
怪我の保障【全国商工会会員福祉共済制度】、
病気や怪我で就業できなかった時の所得補償【全国商工会会員休業補償制度】、
企業年金【全国商工会経営者年金制度】
7.地域(まち)づくり
新しく事業に取り組む方の支援【創業支援事業】、
商店街の近代化支援【商店街の整備】、地域の産業おこし支援【地域産業おこし】、
個性ある地域(まち)への支援【イベントの開催】
8.その他
青年経営者や商工業に携わる女性の育成・支援【青年部・女性部】、
各種検定、地域振興等に関する意見を国会や行政庁へ具申・建議【意見具申】
かなり、盛りだくさんの内容ですよね・・・
【写真 秋田県商工会連合会の事務所内】
◇
現在力を入れている事業について、教えて下さい。
◆ 「"がんばる企業・事業者の育成"と、"起業の推進"に力を入れています。
原点に帰り、きめ細かい対応を行うための巡回訪問指導を強化し、
事業者個々の状況に応じた指導を行っています。
また、商圏の拡大を目指し、ネットなどを活用して外に売り込むなど
経営戦略や経営ビジョン、商品開発など多岐に渡る支援を行っています。
なお、タイムリーな事業としては、
平成26年4月1日に消費税が8%に改正されることから、
会員事業者が増税分を価格に反映させることができるよう、
消費税転嫁対策を進めています。」
「秋田県商工会連合会」には全県に266名の職員が在籍し、
商工業者の経営支援を行う経営指導員は、
商工会と連合会合わせて127名います。
その中で、中小企業診断士資格を有している職員が13名おり、
県の規模で比較すると、全国的にも有資格者が多いそうです。
帳簿の記帳支援や代行に始まり、労務や税務対策などの経営支援はもちろんですが、
販路拡大のための商品企画や経営戦略、後継者問題まで、
事業者の状況に応じた指導・支援を行うためには、
外部の専門家の活用も不可欠となります。
専門家派遣については、
地域の商工会・商工会連合会・全国商工会連合会の3つのネットワークを駆使し、
全国から最適な専門家を選び、派遣していただけるそうです。
では、商工会職員に求められる人材像とは、どのようなものでしょうか?
◇
求められる人材について、教えて下さい。
◆ 「商工会に相談に来る方は、ほとんどが何か困ったことがある方です。
困り事を解決するためには、話をよく聞いて、内容を分析し、
問題解決のための行動を起こさなければなりません。
そのため、コミュニケーション能力と前向きな行動力が必要と考えています。
特にコミュニケーション能力については、
相談者の問題の本質を見極めるため、
本音を引き出す必要があるので、重要視しています。
また、商工会はフットワークが軽いことが強みのため、
迅速に対応できる行動力が求められています。」
楽しい話はいくらでも聴けますが、
困り事相談は、親身に耳を傾ける姿勢を示すことが大切です。
商工会職員は、会員の現状と本音をしっかり把握し、
問題解決のための方法を的確に判断して、行動することが望まれているんですね・・・
◇
採用試験について、教えて下さい。
◆ 「学部指定は行っていませんが、応募には高校卒業以上の学歴としています。
また、採用までに簿記3級と普通自動車免許を取得していただきます。
一次試験では、一般常識と性格検査、小論文を行っています。
一次試験の合格者に対して個人面接を行います。」
ボランティアなどで地域活動をしている人は、好感度が高いとのことです。
商工会での就職を考えている方は、
是非、学生時代に地域活動を積極的に行って下さいね。
職員の学歴を見ると大卒が多い傾向があるそうですが、
高卒枠も設けているので、積極的にチャレンジして欲しいそうですよ!
◇
採用後の研修や転勤について、教えて下さい。
◆ 「入会後は、県連合会にて新任研修を開催し、
終了後、所属先にて先輩方より業務内容を学びます。
その後は、3ヶ月、6ヶ月と期間を置き、
県連合会にて、フォローアップ研修を行います。
さらには、経営指導員になると、当会で実施する研修以外にも、
全国商工会連合会や中小企業大学校が主催する研修に参加することもあります。
転勤は、平均5年周期となっていますが、組織体制と併せて、
会員との信頼関係や地域の事情なども考慮して判断しています。」
中小企業大学校は、
中小企業支援担当者等の養成及び研修、
中小企業者に対する経営方法及び技術の研修を行う機関で、
独立行政法人中小企業基盤整備機構が設置しているそうです。
全国に9校あるそうですが、
中小企業支援担当者等に対する研修だけでなく、
中小企業の経営者・管理者等も活用できる施設なんですね!
「秋田県商工会連合会」は、団塊の世代の退職と職員の世代交代に伴い、
ここ数年は採用枠を拡大していくとのことから、今が絶好のチャンスです!
経営支援を通じて、地域の元気づくりをしてみたい方の応募をお待ちしております!!
本日の若手職員をご紹介!
北秋田市商工会森吉支所経営支援部
澤田 香理 さんです。
この取材のために、わざわざ北秋田市から来て下さいました・・・
澤田さん、ありがとうございます
◇
入会のきっかけについて、教えて下さい。
◆ 「以前から、地元秋田県で『秋田の元気』に貢献するような職場で
働きたいと思っていました。
そして、地域を元気にするためには、地域の根底にあり、
地域を支えている地元の商工業が強くなっていくことが重要だと感じていました。
そんな時、商工会が地元商工業者の経営支援などを通して、
地域の活性化に貢献していることを知り、商工会で働きたいと思いました。」
大仙市出身の澤田さんは、高校卒業後、
県立大学の秋田キャンパスに進学します。
卒業後は、地元秋田に貢献出来る仕事に就きたいと考え、
出会ったのが
「秋田県商工会連合会」!
農業関連の学科を専攻していた澤田さんなので、
専攻が活かせないのでは?と思いましたが、
大学では農業簿記を履修し、簿記資格も取得済み!
農業も個人経営ですものね・・・
採用後は、北秋田市商工会に配属された澤田さん・・・
北秋田市商工会は、
鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町が合併して北秋田市になったことに伴い、
4つの商工会が合併しているため、旧商工会単位に支所があります。
初年度は合川支所に勤務し、その後森吉支所に異動となりました。
森吉支所では、経営支援部に所属し、
会員企業に対する記帳指導などの経営支援業務や
共済代理所業務を担当しています。
【写真 取材の様子】
◇
働いてみていかがでしたか?
◆ 「県南出身なので、県北の言葉は難しく感じました。
特に電話でのやりとりが大変でしたね。
今では、会員事業所さんの県北言葉に、県南言葉で対応できるようになりました。
会員事業所さんからの問い合わせは、本当に多岐に渡るのでびっくりしましたが、
自分の未熟さを痛感し、もっと勉強しなくてはいけないと思いました。
商工会が取り扱う業務は本当に種類が多く、
一つ一つの業務を覚えていくことが、とても新鮮でやりがいを感じます。」
会員事業所の方々に対応する時には、家族のような立場で接しているという澤田さん・・・
今後は、簿記2級を取得し、経営指導員になりたいと考えているそうですよ!
休日は、お部屋でゆっくり派だそうですが、
映画が大好きなので、映画館に出掛けることもあるそうです。
澤田さん、暖かな笑顔で会員事業所を支援して下さいね!
では、収録と参りましょう・・・
取材当初から緊張しっぱなしの澤田さんですが、
菅 課長が優しく原稿を手直して下さいました。
その気持ちに答えるように、
マイクを向けるとしっかりとした受け答えの澤田さん!
はづきさんの無茶ぶりにも、きちんと対応して下さいました。
最後は、皆さんで記念撮影!
お忙しい所、本当にありがとうございました!!
【写真に向かって、右側から 秋田県商工会連合会総務部人事課 菅 哲哉課長、
北秋田市商工会森吉支所 経営支援員 澤田 香理さん、
秋田県商工会連合会総務部人事課 髙橋 真子主事、真坂 はづきさん】
この模様は・・・
2月7日 17:40から エフエム秋田にてON AIRされます。
ぜひ、放送もお楽しみに・・・