みなさんこんにちは
フレッシュワークAKITA広報班です。
エフエム秋田で放送中!フレッシュワークAKITA提供
「Job-Press on Radio」
広報班2名とパーソナリティの
「真坂はづき」さんが伺いました。
取材先は、潟上市天王にあります
「株式会社五洋電子」
一昨年の夏に続き、2回目の訪問です。
まずは株式会社五洋電子についてご紹介します。
前回の編集後記も併せてご覧下さい! こちらからどうぞ
株式会社五洋電子は、日立グループの会社ではあるけれど、
海外で使われる業務用携帯無線機や、半導体・液晶の製造装置制御部などの
開発から設計、製造、販売までを一貫して行っている会社です。
<国内向けの新しい製品について>
昨年より、親会社である日立国際電気が開発した、
国内向け業務用無線機も製造を始めています。
業務用無線機と言っても、形も用途もさまざまなんだそうです。
業務用無線機は、皆さんが普段あまり目にする機会はないと思いますが、
公共施設などで使用されているというお話を伺いました。
<株式会社五洋電子の“モノづくりと技術”について>
「株式会社五洋電子は秋田の地で、モノづくりで社会に貢献し、
お客様から最も信頼され続ける企業をめざしています。
年々製品も多様化しているため、幅広く高度な技術が求められます。」
(塙 猛 取締役総務部長)
「私たちはモノづくりというのは、単に物を作って販売するのではなく、
お客様に価値を提供することだと考えています。
そのためには、価値を創り出さなければなりません。」
(大山 泰 総務部専門部長)
お客様が製品に価値を見いだせなければ、安くても買ってはもらえません。
株式会社五洋電子の“モノづくり”は、
お客様がどのような価値を必要としているのかを考え、
それをいかに創造するかということ・・・・
そのためには高い技術力が必要になるということです。
取材したのは11月の品質月間の最中でした。
社内では、このような紙面で点検などを喚起していました。
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さて、今年4月に入社した若手社員、
鄷 素鋗(ホウ スケン)さんのお話を伺いましょう。
〔写真:仕事中のホウさん〕
ホウさんは中国内モンゴル自治区のご出身です。 秋田には8年前にいらっしゃいました。
内モンゴルというと鉱物資源が豊富なことで知られており、
ホウさんの育った地域にも鉱物がたくさん埋蔵されています。
鉱物について学ぶことが、いつか地元の役に立つと考え、
秋田市内の大学で“材料工学”を専攻し、修士課程を経て卒業しました。
日本語は、秋田に来て初めて学んだそうですが・・・
独学で、なんと約1年半ほどで覚えたそうです。
ホウさん、そもそも日本の中で、なぜ秋田を選んだのですか?
「地元の知人が秋田に来たことがあり、
とても良いところだと言っていたのがきっかけです。それで自分も行こうと思いました。
その時に行かないと、もうチャンスはないと思い決断しました。」
故郷には、なかなか帰れないと思いますが、ホームシックになりませんでしたか?
「ホームシックになり、誰もいないところで泣いたこともありました。
泣いて笑っての繰り返しで過ごしてきました。
でも、『これも自分の人生』と思い、乗り越えました。」
就職活動はどのようにしていましたか?
「就職面接会などに積極的に参加していました。
自国に帰ることも考えましたが、
このまま帰るのは、自分自身何か物足りなさを感じ、秋田での就職をめざしました。
在学中には、とても厳しい先生の元で研究を続けていました。
自分自身で頑張らないと叱られることもありました。
その時は辛くて、悲しい時もありましたが、その経験が今、
社会に出て活かせていると感じます。結果的に良かったと思っています。」
株式会社五洋電子の採用選考には数多くの学生が集まりました。
そのうち採用が決まったのは、ホウさんを含め2名でした。
難関を突破したホウさんですが、就職活動中には担当の先生から
「海外出身者の就職は、色々な面で不利な事が多い」と言われてきたんだそう・・・
大山泰総務部専門部長は、次のように話します。
「当社が属する日立グループでは、社員の採用にあたり、
性別や国籍にはこだわりません。
ホウさんは、面接の際、この会社で働きたいという熱意が強く感じられたのと、
ホウさん自身が優秀であったため採用にいたりました。」
ホウさん、採用が決まった時のお気持ちは?
「採用の連絡があった時は、飛び上がるほど嬉しかったと同時に驚きました。
海外の出身ということが不利になることがあると言っていた研究室の先生も、
『本当に!?』とびっくりしていました。 もし不採用だったら・・・・
自国へ帰ろうと考えていました。」
現在の仕事内容を教えて下さい。
「採用後、ローテーションで製造→設計→製造と、それぞれの部署で職場研修をしました。
現在は、生産本部 資材部 購買課で発注データの管理、取引先への同行、
資材システムの勉強や電話応対などをしています。
電話応対は、お客様と一番初めに接することになるので、丁寧にと、心がけています。」
この会社の魅力は?
「開発・設計・製造と様々な人が関わり、モノをつくり、
それが形となって出来上がるまでの工程がすごいと思うし、楽しいです。
この会社で働けることを誇りに思います。
生活環境の違いや、悩んでしまうことも時々ありますが、
大学の先輩社員の方々がやさしく、話を聞いてくれるので、すごく助かりますし、
ありがたいと思っています。」
会社に恩返しがしたいとも話すホウさん・・・
緊張しつつも笑顔で答えてくれました。
人柄が良く、常に笑顔と謙虚さを持ち合わせている印象の方でした。
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そしてこちらは収録の様子。
緊張しているとのことですが、1回で収録が終わりましたよ。
ホウさん、お疲れさまでした
このあと、工場も見学させていただきました。
工場内のレイアウトは、一昨年とだいぶ変わっていますが
変わらないのは、人の多さ・・・
機械ではできない特殊な作業は人の手で行っています。
高度な技術が必要で、国家資格の技能を持つ方も多くいらっしゃいます。
見学途中、一昨年に話を伺った「米沢茜さん」の姿もありました。
今は部署が代わりましたが、
変わらず、ばりばり働いているとのこと
そうそう、これを忘れてはいけません・・・・ 安い上に美味しい、人気の食堂!
メニューは全部で500種類! そばが100円、定食は250円。
他のメニューもこんな感じで安いんです。
費用を会社が補助しているため、社員は安い金額で食事ができます。
温かい会社ですね。
ちなみに、ホウさんはお昼を楽しみに、仕事を頑張っているそうです。
ご飯もすごく美味しいとおっしゃっていました
恒例の記念撮影。
私たち広報班の工場見学をお世話してくださり、
ホウさんが卒業した大学の先輩でもある、総務部 佐藤 翔さんと一緒に記念撮影。
[写真:向かって右から、総務部 佐藤 翔さん、鄷 素鋗(ホウ スケン)さん、真坂はづきさん]
最後に・・・・
取材にご協力下さいました、
塙 猛 取締役総務部長、大山 泰 総務部専門部長、
塚田 伸也 総務部部長代理、総務部 佐藤 翔さん、鄷 素鋗(ホウ スケン)さん、
本当にありがとうございました。
この模様は、
12月21日、17:40からFM秋田で ON AIR されます。
ぜひ、放送をお楽しみに