夏休みも終盤にさしかかり、
そろそろ子どもの宿題の進み具合が気になるこの頃
今年宿題の一つに“動物新聞”というものがありました。
昆虫でも良いらしく、我が子が選んだのは、
「セミ」。
早速、パソコンで調査。
セミの種類、泣き方、写真、生態など、まるで、セミ博士のように語り出す。
(私は、昆虫嫌いなので、聞いた話は、右~左へ受け流す~
)
あっという間に完成した“セミ新聞”。
でも、何も面白くない。ただ文章を羅列しただけで、自分の気持ちが何も書かれていないから。
すると、子どもが羽化しようとしているセミを連れてきました。
昆虫嫌いの私は、見ないように見ないようにしていたのですが、
なぜか目に入ってくるのです。(怖いモノ見たさ・・・
?)
背中にだんだん切れ目が入り、白い物体が、ゆっくりゆっく~りと出てくるのでした。
一度見てしまうと、もう気になって気になって、誰よりも観察をしてしまうのです。
7時頃から観察し、
10時過ぎだったでしょうか?
セミのお尻だけがカラに残り、この今にも落ちそうな体制に。
(頑張っているところを申し訳ないと思いつつ、また怖い気持ちを抑えつつ、写真におさめました。)
地面に落ちて死んじゃうんでないの・・・?などと心配をしていると、
いつの間にか完全に抜け出していました。ついに
出た~っ。感動~っ
!!
でも体を持ち上げる瞬間を見逃したっ
。
出てきたセミは、まだ白っぽくて、うるげだ(秋田弁=ふやける)感じ。
愛らしい目をしています。
その日は風が強かったので、まだしっかりとしていない羽がとれてしまうのでは・・・と
またまたいらぬ心配をしましたが、翌日、抜け殻だけを残し、旅立って行きました。
ウン十年生きてきて、初めて見たセミの羽化。大変神秘的なものでした。
最近、家の壁や網戸についてミンミン鳴いているセミを見ると、あの時の・・・?と思うのですが、
確かめる術もないので、懸命に鳴いて短い地上での人生を謳歌してほしいと思うのでした
。